2010年5月18日火曜日

蕨で旬の味わいを

こんばんは。
今日はメニューに載っていないお料理を紹介いたしましょう。

メニューにないときも、ランチでみかけたお料理などは、
「あれありますか~~」ってたずねてみてください。
小さいお店ですので、可能な限りお応 えしていきたいです。

ランチメニューでお出ししているワラビです。
夜の酒場営業のときは“スペシャルメニュー”としてお出ししております。













苦味と粘りがあってまさに春の味!

ワラビは万葉集にも歌われているほど、日本食での歴史は古く、古くから庶民にも親しまれている食材です。

「石激しる 垂水の上の さ蕨の 萌え出づる春に なりにけるかも」 (万葉集 巻八 1418)

岩を流れる滝のほとりに蕨が生える春になったんですねえ、という意味の和歌です。
古い時代からずっと日本人は「蕨の季節だねえ、春だねえ」といい続けてきたんですね、と知りしみじみします。

さて、せっかくなのでワラビに関する薀蓄をば。。。

春の山菜ワラビはそのままでは毒性があるので食べられません。
あくを抜いて調理します。
このあくを抜かないと発ガン性物質があるそうなのでしっかりと分解させてください。
もっとも、一度にトラック一台分ほどのワラビを摂取しない限り大丈夫、ということらしいので副菜として食べる分には問題は無いそうです。

お浸しや天ぷらにするのが一般的ですが、調べてみると、煮付けにしたり、お浸しでもカラシで食べたり、生姜と和えたり様々なようです。山菜ごはんや山菜そばもいいですね。
レシピサイトをのぞいてみたら、ナムル、スパゲッティー、中華炒めなど多国籍にも対応しているようです。
ワラビは世界各地に分布しているので各国のワラビ料理をたずねてもおもしろいかもしれません。


みどり、酒場の裏メニュー
ワラビのお浸しは一皿400円(税込)です。

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